郡司浩平(32=神奈川・99期)が22年10月の久留米以来、通算16回目のGⅢ優勝を飾った。
レースは成田がスタート。吉田―守沢―成田―渡辺―深谷―郡司―佐々木―清水―松浦で周回。残り2周半から清水―松浦が上昇、渡辺が6番手に下げる。赤板で清水―松浦が前に出るが渡辺―深谷―郡司―佐々木がすかさず巻き返す。5番手に入った清水―松浦が最終Hから巻き返すと最終1Cから深谷が合わせて捲る。深谷―郡司―佐々木で最終Bを通過。最終2角から吉田―守沢―成田で捲るが不発。深谷と郡司の直線勝負になり郡司が差して優勝。深谷が2着で外を伸びた守沢が2着。
郡司は「ラインのおかげとしか言いようがない。(決勝は)南関でまとまり3番手の仕事をしようと思って臨んだ。(渡辺)雄太がすかさず行ってくれて清水君に飛び付かれないように仕掛けてくれた。深谷さんが(渡辺の番手から)出てからは番手の仕事に頭を切り替えた。僕の対応は難しかったが深谷さんといい勝負ができた。決勝は4日間の中で一番、気持ち的に余裕はあったが今回の優勝は全てラインのおかげ」。何度もラインの仲間に感謝した。
1月の大宮記念は郡司の前回りで深谷が優勝。そして静岡記念は深谷の後ろから郡司が優勝と南関連係が決まっている。この後は郡司も深谷もGⅠ全日本選抜に出場。2人の連係策は焦点の1つになる。郡司は「(今回の)疲れを取って、そして練習して調整したい」。今年初のGⅠが待っている。
◆次走 優勝した郡司、2着の深谷知広、3着の守沢太志の3人は23~26日のGⅠ高知全日本選抜へ。